もてないおとこたちのうた

もうすこしなんとかなると思いつつ
てんをあおいで願えども
なんのインガか彼女はおらず
いつも男といじけたはなし
おんなのバカさを口にはだせど

とてもじゃないが満たされぬ
こんな男に誰がしたと
たがいに罪をなすりあい
ちからがないかとなげきつつ
のばしたカミにクシを入れ
うつろな瞳をこらしつつ
たれか私を愛してと叫びつづくなり
(ああこの世のはかなさよ)
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