スカアハ

誰か見てきたかのごとく
思考は結論急ぎ
スカアハ 雑なスピード線
服の襟 破れた時
息が上がる 紅潮した頬
誰の念が そうさせた
スカアハ 星に 手に 触れる
息が切れる こんな夜は

言葉にしても
何か 嘘が
もういいよ それ
よく聞く話だ

赤いアスファルト 衝動と
美化した幼稚な結論
代わる代わる声をかけてくる
スカアハ

誰も見たことないはずの
心の中の景色とか
キラキラしてるよ とても
水でふやけて 破れ
スカアハ 36.7℃きりの
熱が紐解けた時
喋るのは止めて 見つけて
甘美な絶望

大袈裟な言葉に戸惑った
生ぬるい夜に生きて
花を飾る つまらないから
作り物さ

深く焦がれる
子供の様な無邪気さと
残酷な結論
代わる代わる声をかけてくる
スカアハ
踊り赦しあって
そんな事を繰り返したくて
曲がり角で待ち伏せる
暗い過去から
「また明日」
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