月の話

もしも月に住む日が来たなら
部屋の窓に何色の花飾るの

もしもある朝雪が降ったら
凍る砂の上をパジャマで遊ぼう

話を続けて 眠たくなるまで
本当のことなど 何ひとつなくていい
やめないで 月の話を

もしも静かすぎるところなら
波音が恋しくなるかもしれない

もしも地球最後の夜なら
私を抱きしめたり あなた するかな

小さな灯りと あなたの横顔
私の望みは平凡なものばかり
ただ少しありえないだけ

二人でいるときは

真昼のオーロラ
琥珀の坂道
本当のことなど 何ひとついらないの
やめないで 月の話を
やめないで 月の話を
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