愛しのふるさと

やわらかな陽ざしを浴びて
揺らめく海原こえて
ただようゆうげのかおりと
小さなわたしのおうち

戻らない日々の記憶は
美しいうたになるから
抱いて行けよどこまでも
愛しいわたしのふるさと

懐かしい花の香りが
優しくわたしをつつむ
許されてしばしまどろむ
「おかえり」受け取った朝

癒えない傷たちはみんな
わたしだけの物語
愛を学べよいつまでも
ここはわたしのふるさと

愛しいわたしのふるさと
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