流星群

最終的に僕たちは 呼吸の仕方も忘れ
境界線の向こうへ混ざり合って濁り合ってゆくのだろう

最終的に僕たちは いつか 周回軌道を外れ
一等星に乗っかって 擦れ合って焦がし合ってゆくのだろう

ひとつだけ 僕に教えて 千切れてしまった約束の
切れ端を拾って集めては 思い出にする
君には見えるか?

広がりゆく空に感覚を乗せて
今俯く 君に手を重ねる
ふたり 寄り添い合うように落ちてゆく
今は分からなくてもいい このまま繋いでいたいんだ

バラバラになっていた 心が疼くんだ
夏の夜がずっと明けてくれないんだ
そうやって 傷ついたふりはもう止めにしよう
君の声を聞かせてくれるか?

広がりゆく空に感覚を乗せて
変わらないままの僕でいると誓う
あの日の僕らを焦がす程
今は届かなくてもいい 心を燃やしていたいんだ
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