どうしようもない男の唄

いつもやさしい君の 笑顔に甘えて
ふさぎこんでた僕は ずっと逃げていた

目をつぶればあの日の 海が見えるけど
色あせてゆく夢を まだ追いつづけていたい

なけなしの金をはたき 手に入れたこのギター
錆びた弦にくいこんだ 左手の指が痛い

誰もわかっちゃいないと ブルースを唄って
孤独な振りを演じて ただ酒をあおっていた

「もう 疲れた、」と一言 そっと吐き出して
笑顔の消えた君に 叩きのめされた

乗り気とか 乗り気じゃないとか 子供じみたことばかり
いつか ダイヤモンドの山に 君を連れてゆこう

苦笑い 照れ隠しの笑い あきらめと ため息の君

いつか 海の見える丘に 二人の家を たてよう
きっと 海の見える丘に 二人の家を たてよう
小さな家を たてよう
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