冬の風

君のことだから
忙しく過ごしてるかな
街は人いきれ
僕は一人たたずむ

用事ならとっくに終わらせたはずなのに
足が向くその場所に
今年君はいない

ああ 深い夕闇
夜の帳を 下ろすとき
ふっと白い息が 儚く空に消える

瞬く夜空の星の光に 願いを込めるよ
かじかむ手と手握りしめた日の
君への想いは
ずっと続く

二人きりなれる場所
あてどなく探し歩いた
不思議だね 思い出は
楽しいことばかり

ああ 寂しさだけが
手元に残ると知ってたなら
君の優しい笑顔
儚く空に消える

瞬く夜空の星の光に 願いを込めるよ
今すぐにでも会いたい気持ちが
溢れ出してゆく

君の幸せを願う気持ちに変わりはないから
寒い風 頬に当たると少し
涙がにじむよ

瞬く夜空の星の光に 願いを込めるよ
今でも残るこの手の感触
君への想いはきっと
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