LULU

煤けてる窓の外
ぼんやり光が
透明になっていく
歩幅を合わせて

咲かない花なんて
誰にも好かれない
遠くで鳴っていた
汽笛がそこまで

君と
行き先はまだ知らない

私今日はもうね
帰らない 帰れない
左に回っていた
時計が 狂いだす

君と
行き先はまだ知らない
君は知らない
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