The Flowers

僕らが歩んでいるこの日常は まるで自分だけの映画さ
この手で選んでいく全てのものが 日々を輝かせてくれる

気怠い午後の海原や
あの人の香りが染み込んだワンピースや
彼女の腕に刻まれた消えかけた花束も
なんだってドラマチックだったのさ

ゆっくり流れていく 次の話も何も決まってない映画は
あなたが描いているその理想図で 未来を作っていいんだよ

排気ガスで霞む道でも
愛は芽吹いて根を張ってる
老いた花売りが歌っているよ
「どんな人も 胸に花を」と

誰も来ない店の中
焼き上がりのパンを並ベてる可愛い子に
歯切れの悪いFMが母親の好きだったドノヴァンを歌い出し
気を惹いてる

果てなく進んでいくこの瞬間は まるで終わりのない映画さ
自ら掴んでいく全てのものが 過去を新しくしていくよ

僕らが歩んでいるこの日常は まるで自分だけの映画さ
この手で選んでいく全てのものが 日々を輝かせてくれる
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