春想

まどろむ春の夢 揺れる草原を
そよ風に吹かれ 歩く時 幻がふと見えた

銀色の冬も 金色の秋も 夏色の想い出も
すべては芽吹く春に 始まる物語

移ろう季節さえ 忘れてしまいそう
それほどにもろく はかなくて 想い出霞む日々

夢色の朝も 恋色の夜も 愛色の人も街も
心を染めぬく色 故郷の面影

緑色の山 空を映す川 透き通る風も海も
このまま永遠にあれと せめてもの祈りよ

銀色の冬も 金色の秋も 夏色の想い出も
すべては芽吹く春に 始まる物語
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