隠れ月

雲に隠れて 見えない月は
まるで倖せのよう はかなくて
ねぇ ねぇ あなた…
どこへ どこへ 行ったのよ
こんな女の 心の闇を
照らしてくれた 男(ひと)でした

胸に隠した 哀しい過去も
雲が晴れてゆくよう 消えますか
ねぇ ねぇ あなた…
はやく はやく 戻ってよ
欠けてゆくのが さだめの恋を
満ちると信じ 生きたいの

雲に隠れて 見えない明日(あす)も
きっと二人ならそう さがせます
ねぇ ねぇ あなた…
ずっと ずっと 待ってます
たったひとつの 温もりだけで
女は生きて ゆけるから
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