東京わらべ唄

ああ つらいつらいよ 浮世の酒は
甘かぁないよと わかっちゃいても
骨の芯まで ジンジン沁みる
純な昔を しのんで
東京わらべ唄

真っ赤な蛍をブンブン飛ばし
さがしてみようか甘そうな水を
酔いどれ男のoh ho ho ho...
世迷いごとさ
おんなじ川の対岸(きし)
ああ どっちも にがい

ああ 好きだ好きだよ 好きだと叫ぶ
女心を わかっちゃないと
ふらりふられて はじけてとんだ
とどけ天まで しゃぼんだま
東京わらべ唄

片方だけの手袋ポツリ
忘れちゃいないが忘れてたよな
ごめんよ おふくろoh ho ho ho...
風邪などひくな
聴かせろ 子守唄
ああ 帰ろうかな

ああ ずるいずるいよ 浮世の川で
泳ぎつかれて 振り向いてみりゃ
舟に乗っかるやつばかり
笑って手を振り また泳ぐ
東京わらべ唄
×