俺とお前の港唄

黄昏の桟橋は ブルースがよく似合う
色あせた シネマのように
ガス燈も 泣いている
バラ色に 染めていた
くちびるが 愛しいね
ゆらゆら ゆらゆらと 舞い落ちてゆく
しあわせの 紙芝居
燃えつきて 酔いしれて 眠るのか
俺とお前の 港唄

ほろ苦いバーボンが やるせなく 身にしみる
遠ざかる 港の灯り
窓越しに 過ぎてゆく
華やかに 暮らしてた
あの頃が 恋しいね
ちらちら ちらちらと お前が映る
ビードロの 雨がふる
しとしとと 音もなく この胸に
俺とお前の港唄

ゆらゆら ゆらゆらと 舞い落ちてゆく
しあわせの 紙芝居
燃えつきて 酔いしれて 眠るのか
俺とお前の港唄
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