乾いた指でなぞる水平線
思い浮かぶは遠い日の後悔だらけ

どうか許さないで わたしの持つ弱さも全て
酷くぼやけた未来まで

雷鳴は響く 木々が騒ぐ
あなたの影探す
ざらついた心に まだ
頼りなく笑う あの日の記憶が 根付いている

瞳の奥で今も抱えている
時の重さや断ち切れず積み上げた嘘

何処か遠い場所へ 心を逃がしてあげよう
深く沈んでゆく前に

追憶の海に 時は満ちる
光は影灯す
絡まった糸をほどき
僅かに残った 名も無き鼓動を 信じてみる

あなたの無垢な瞳の先
今は何を見てるのだろう
“正しさ”が影を纏(まと)うと
知らないままでいい

雷鳴は響く 木々が騒ぐ
あなたの影探す
追憶の海に 時は満ちる
光は影灯す
絡まった糸をほどき
僅かに残った 名も無き鼓動を
わたしはわたしを 信じてみる
×