旭川のおんな

優(ゆう)佳良(から)織りが 紡ぐのは
未練交じりの 恋模様
吹雪に消える 背を送り
涙も凍る 氷点(ひょうてん)橋(ばし)よ
しんしんと しんしんと

故郷(ふるさと)走る 汽車が啼く
忘れられない 男(ひと)想い
屯田まつり 笛太鼓
胸を焦がした 真夏の宵は
しんしんと しんしんと

夜風が寒い 旭川
弧(ひと)り このまま 春を待つ
思い出浮かべ 酔いしれて
恋しさ募る 雪割酒よ
しんしんと しんしんと
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