こんなふうに

こんなふうに 夜の帳 降りて
不思議ね 昔が よみがえる
グラスを頬にあてて
胸の火照りを そっと 隠すのよ
ひとくちの葡萄酒は 甘い誘い水
汗ばむような 接吻(くちづけ)を も一度交わしましょ
触れ合う肩が 心を 酔わすから

こんなふうに 古いジャズに 抱かれ
あなたの視線に 抱かれてる
忘れたわけじゃないわ
遠い記憶を まるで 脱がすよに
ありふれた言葉さえ 夜に溶けてゆく
ルージュ落(と)れた 唇は 女の素顔なの
絡まる吐息 心を 熱くする

汗ばむような 接吻を も一度交わしましょ
触れ合う肩が 心を 酔わすから
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