山手線の窓の空が暮れてく
流されるように 削られるように
いつもと同じ帰り道なら
このままゆけばいいはずなのに

いつのまに この手の中
守る筈の光 消えかけている

百年に一度の彗星も
一年に一度の蛍火も
同じ光 光 行きたいところへ
指をほどいたらゆけるかな
時に誰かを照らしながら空へ向かう
そんな光になりたい

それでも日々は容赦ないもの
心ない一言 心ない出来事
ひとりにひとつ 灯る明かりが
消えないように閉じ込めたいけど

見下ろせばこの街にも
か弱いはずの光 広がっている

一生に一度のオーロラも
揺れながら進む私たちも
同じ光 光 行くべきところへ
いつかまたきっと逢えるかな
私も照らし照らされては
やがて溶け合う そんな光でありたい

百年に一度の彗星も
一年に一度の蛍火も
同じ光 光 行きたいところへ
指をほどいたらゆけるかな
時に誰かを照らしながら空へ向かう
そんな光になりたい
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