High Heel-もうひとつのSweet-

どんなふうに好きでいれば
あれは私だったのか
あなたに寄り添い歩いてく 友達の
後ろ姿 見てた

歩道橋を渡る時に
転びそうになる彼女
優しく支えたあなたの笑顔が ただ
まぶしすぎて 泣いた

あきらめようとして
もっと好きになった

あなたからのプロポーズで
彼女は前より綺麗になった
しあわせそうなハイヒールが
並木道に 靴音を残して行った

日曜日のリビングには
寝惚け眼であなたが
朝刊を広げ 煙草をふかす景色
夢見たりもしたわ

友達よりきっと
ずっと大事だった

あなたからのプロポーズは
私が一番欲しかったもの
しあわせそうなハイヒールが
踊るように 夕暮れに小さくなった

あなたからのプロポーズで
彼女は前より綺麗になった
しあわせそうなハイヒールで
あんなふうに 愛されて歩きたかった
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