赤いアネモネ

この恋をするまでは
恋をすることさえ忘れてた
懐かしいこの気持ち
どこにしまってたのだろう

あなたがたまに
見せる笑顔が
たまらなく好きで好きで
耳が赤くなる音が
聞こえた瞬間
恋に落ちたの

大人になればなるほど
恋は叶わないことと
わかっていても
友達にも言えやしない
この想い
胸に咲いた
赤いアネモネ

こんな苦しいなんて
恋をするまでずっと忘れてた
すぐにあきらめられるような
軽い想いじゃない

あなたが好きな
人の話を
するたび苦しくなるの
耳をふさぎたいほどに
涙をこらえて
笑顔つくるの

大人になればなるほど
恋はやるせないことと
初めて知った
口にすることもできない
この想い
秘めたままで
そばにいさせて

HugもKissも
欲しくはない
あなたとの想い出
増やせればいい… 今は

大人になればなるほど
恋は叶わないことと
わかっていても

苦しくても言えやしない
言えやしない
胸のなかの
赤いアネモネ
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