午後のかたち

もう少し近づいたら
あなたは どんな顔見せるの?
防波堤 春のベンチ
海風 シャツの背中で笑っている

なんでもない話と缶ジュース
微妙な気持ちが ほら 生まれてる

午後のまるい永遠 ふくらんでる
そっと持って帰ろう このまま
てのひらで包むように
あなたに気づかれないように

今までは見えなかった
誰かとこんなふうにいる場所
ゆきすぎて またもどって
素直の芯がどこかで 傾いてた

岩場の水たまりでゆれている
ガラスのかけらが ほら 光る石

午後のまるい永遠 ふくらんでる
そっと持って帰ろう このまま
光る石は水辺に返してゆく
きっと ふりかえったら きらめく
水の中で光るように
私らしくいられるように
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