花と人

頼りなく揺れる道に咲いた花に
気が付かずに日々は過ぎて
見失っていた

そう 誰もが何かに追われながら
その行き先さえ見えずに

この先に広がる世界に どんな景色を見つけるだろう
雲の切れ間に今見えかくれする光見つめ
さえぎるもののない大きな空を浮かべて走ればいい
風を感じながら そしてだれかを愛しながら

夢を描いたら すぐにドアを開けて
かじかんだ手をこすりあわせ
願うよりもきっと

そう やがては冷たい雨も止んで
遠い地平線が見えるよ

この先に広がる世界に どんな景色を見つけるだろう
雲の切れ間に今見えかくれする光見つめ
さえぎるもののない大きな空を浮かべて走ればいい
風を感じながら そして誰かを愛しながら
ここから始めよう 微笑んで 微笑んで
太陽に向かって顔を上げるあの花のように
×