サブマリーン

ベッドに沈んだままで 今は逃避のサブマリーン
潜望鏡を伸ばしては 外の世界を覗き見ている

行き交う人 恋する人 夢みる人の目が眩しすぎて

ここは静かな海 息を潜めて 涙が作る小さな海 一人きりの
いつまでもここにはいられはしない
浮かび上がる準備しなくっちゃ そろそろ
水面(みなも)はキラキラと輝くだけじゃない 嵐の夜もきっとまたくる
どんな時も私の船の舵はこの手でぎゅっと 握っていよう

私の悪口を言う 友達たちの歪んだ口
潜望鏡を音も立てず 海の中に下ろして泣いたの

信じること 交わること 手をとりあうことは簡単じゃない

そこは猟奇の森 危険いっぱい 赤く光る目が私を見つめている
いつまでもここにはいられはしない 強くなる準備しなくちゃ いよいよ
世界はキラキラと輝くだけじゃない 孤独な夜もきっとまたくる
闇の中に落ち込まないようにあなたの声を 聞かせて欲しい

誰もいない 遠い海の上 森の空の上
見上げている 祈っている 無数の星 今夜は 歌っていてね

ここはリアルの街 地面を踏んで 大人の顔に微笑みを 絶やさないの
心にはサブマリーン 感情全部 誰にも見せたりはしない 大事な場所

大事な場所 私だけのサブマリーン
大事な場所 秘密の場所
誰にも届かない場所は この胸
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