チョコレート

見たことない顔で笑うんだね
頭の中彼女が浮かんだ時は
からかっても虚しい、自分が苦しい、痛い

叶わないものは
長く伸びた髪 濡れた瞳 ミルク色の爪 細い手足
だけど本当は理屈じゃきっとない

彼女は出会った日数秒間で
君の心を全部奪って
チョコレートのようにそう柔らかく溶かしたの
恋に落ちてく君
甘い渦の中に落ちてゆく君
となりで見ていたの 二人を見ていた

君のコート袖をつかむクセも
もうできない 戯れることもやめなくちゃ
中途半端 いつも私は弱くて、強い

愛されないのは
おしゃべりな心 独りよがり
沈黙がこわい 言葉にして嫌われるならば
こんな気持ち壊したい

彼女と繋いだ手 君の体温
きっと私の知らない温度
チョコレートのようにそう溶かし合う眼差しよ
この先も続いてく未来
雨が降っても雪の降る日も
歩いて行くのでしょう 二人永遠に

涙があふれてしまうのは何故だろう
大切な何かがまるで終わったように
結局何にも始まってさえも
今日までなかったのに

彼女は出会った日数秒間で
君の心を全部奪って
チョコレートのようにそう柔らかく溶かしたの
恋に落ちてく君
甘い渦の中に落ちてゆく君
となりで見てたから もう私にはわかってた

この先も続いてく未来
雨が降っても雪の降る日も
歩いて行くのでしょう 二人永遠に
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