イルモノイラナイモノ110号室

うつ伏せの本まだ眠そうな予備のボタン起こさなくちゃ
空っぽな箱にひとつひとつ入れて

肥やしの役目果たされたワンピース
馴染みすぎたポスターと壁 名残惜しそうにしている

イルモノイラナイモノ
どうしよう整理しようか 分かんないや
いるものいらないもの
キャパシティ超えて突っ立って見ていた

着痩せするタイプだったのね
色々ね飾りすぎたね 
きっとここへはもう戻らないだろう

楽しかった笑い声も
悔しかった負け試合も
全部染み込んだ いつも味方だった

ワレモノワレナイモノ
どうせいつか壊れるのか そうか
少しは寂しいけど
空っぽの箱にさよならさよなら

終わりも始まりにも
きっと意味があるんだろうな どうだ
少しは寂しいけど
空っぽの箱にさよならさよなら
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