エクレア

何となく目覚めたら
今日の始まり その続きに
上書きを繰り返して
“深み”なんだと 言い聞かせた

あぁ本当は好きなエクレアみたいに
もぅ必要ないって遠ざけた

甘い記憶に 潜む 未来のこと
一人じゃ描ききれないこと
とっくにわかってる
ちょっと小さめのカップに
カプチーノを注いで
幸せの水面 覗き込んだ

そこに在る山だけを越える
シンプルで刺激的かも
やるべきことをやるって
簡単 でも 覚悟がいるね

あぁ潔く在る 憧れの景色
ねぇ、選ぶことでしか 行けないから

くたくたのブランケット
それは愛に似てる
何度でも 心を洗うように 抱きしめた
光と同じだけ闇があるって
よく言う 私 だから
覚悟は手放さない

濃厚なエクレア ひとり頬張ってみた
少しの罪悪感の先
本当の音がした
ちょっと小さめのカップに
カプチーノを注いで
幸せを 何度でも 飲み干したい
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