旅立つ友よ、

“偶然”だなんて言えば それで片付くかもな
出会えたことを“奇跡”と言えば
こんな素晴らしい事はないよな

“必然”とまで言えば それは少し堅苦しいけど
でも“運命”ってやつを認めるなら
これをそうと言わずに なんと呼ぶの?

笑って 歌って 飲んで 語って
“旅をしてた僕ら”も
次の街へと舵を切る

さよなら 僕はここで暮らすよ
元気でやれるよな?
これからは別々の道だけど
あの街まで聴こえるように

せわしなく過ぎてく毎日に
ため息を落として
大丈夫 それくらいでシアワセは
逃げるようなものじゃない

転んで 怪我して かさぶた 作って
痛みは消えていって
傷を指差し笑い話
そんな風に蘇るワンシーンも
いつか 薄れていくような気がして

思い出が遠く色褪せてく
埃かぶったまま
止まってしまった カメラロールの中に
バカみたいな笑顔がキラリ

夢の先で会えたその時は 話に花咲かせ
あの日よりも 広く 大きな歩幅で
また僕ら“旅”をしよう

どこまでも行けるよな
どこまでも生きてこうぜ
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