Ginger lily

ねえジンジャー 聴かせて いつかのうた 忘れてしまった
くすんだ空を眺めながら 呼吸を止めていた

想像して 消耗して 手放したいものだらけ
焦燥も 限界で

夢が絡まってる 夕立を待ってる
つまらない独り言 ため息も流してしまおう
ゴミだらけの街 ひび割れてるアスファルト
眠れない夜 数えながら

ねえジンジャー 過去など下らないさと 笑い飛ばせば
背負ってるモンもちょっと軽くなるかな 多少無理もあるけど

乱暴な 衝動で サマになるほど器用じゃない
轟音で 誤魔化すだけ

五線譜上踊ってる 夕立が歌ってる
覚えのないフレーズが 呼吸とハモっていく
アタマの裏側 押し込んでカギかけても
滲まないギター ココロをかき乱すんだ

思い出虚しく騒ぎだすのは 思い出なんかじゃなかったから
ココロの内側 曲がったナイフでこじ開けて
汚れた涙 流れたなら
溢れたなら

夢が絡まってる 未来は今日を待ってる
つまらないうたこそ デカい声で歌ってやろう
人だらけの街 色づいてくアスファルト
終わらない夜 数えたなら

さあジンジャー 滲まない想いを歌ってみるから
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