スカーフとトワレ

カーテンからの光 嫌がる君
高いヒール 疲れる足
目の前仕事山積 サンセット
終わらない業務 切らしたハンドソープ
詰め替えなんて買ってない
疲れ感じる平日 足が痛い
溜息 ひと息もつけずにtype
あーでもない無限のループにdive
ぢっと手を見ても産まれない富
泡が弾けてさ 1人きり
乗り降りの多い電車を乗り継ぎ
ツギハギの心を玉結び
隙間風 吹かれるスカーフにトワレ
地面に根を張る 嘘も方便
同じ道でも違ってみえる頃
年をとったって? 参るねどうも

この先 何マイルでも まだいける

月が欠ける十六の夜
昇る日と反比例し落ちる気持ち
引きつった頬 引きずった裾
擦り切れたデニムにサヨナラは言わない
あぁ言えばこう言う 言い訳を仕分け
いい加減にせぇとカラスに急かされ
パルファム香るチーフ ふわり
まだ夕焼けが小焼けやった頃に
俺は夜を知らずにロンリー
採れたての月 宇宙に浮かべ
ひとり弾くコイン宙に舞う明日を占い
うつ伏せのスマホ漏れる光
これじゃないなにか どんなものなのか?
ここじゃない何処か じゃあ何処なのか?
ぢっと手を見ても滲むだけ
決まったレールの外を眺める

消音

壊れた街の中 何処か遠く
剥がれた壁に化粧を重ねて
揺り籠から墓場 針は止まった

揺り籠から墓場までのLife
それは 後どれくらい?

凝り固まってポイする前に
胸に空いたスペースを埋める
針が振れる夜 再熱
ビン詰めされた船もあげる碇

凝り固まってポイする前に
胸に空いたスペースを埋める
針が振れる夜 再熱
ビン詰めされた船もあげる碇

ふわり前へ

凝り固まってポイする前に
胸に空いたスペースを埋める
針が振れる夜 再熱
ビン詰めされた船もあげる碇
×