瞼の母はしょっぺぇや

愛に形が あるならば
おふくろそれは あんただよ
降り注がれた 愛の日が…
当たり前だと 過ごした日々よ
どんな人生 送っても
最後にゃあんたに 帰り着く
おまえを産んでて よかったと
言われたかった なぁおふくろよ

夜なべあかぎれ 当たり前
みそ汁だけは 美味かった
酔った親父に 殴られて
涙拭(ぬぐ)って ちゃぶ台拭いて
そんな毎日 送っても
さえない親父が 自慢でなぁ
狭いが自慢の アパートで
楽しかったよ なぁおふくろよ

修羅と仏を 演じ分け
家族を護って くれたよな
あたしの人生 悔いは無し
言わせたかった なぁおふくろよ
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