君に届けたい

いつか届けたいよ

お気に入りの赤い風船
嬉しそうに持っていたのに
公園で強く吹いた風
あの子から奪い去ったよ

手を伸ばしてももう届かない
遠くに小さく消えた

「気にしないで」なんて言えないよ
泣いて俯いた君に (悲しいね)
何を言えばいいのだろう
今、何も出来なくてごめん

大人になった君は夢への
風船をふくらませていた
強い風に飛ばされないよう
しっかりと握りしめてた

誰かの棘が無数に刺さり
しぼんでいくのが見えた

「負けちゃダメだ」なんて言わないよ
側で見守ってるから (大丈夫)
棘が刺さった心の
傷治すほど強くなるさ

真っ赤な風船
胸いっぱいに
空飛べるほど
渡して笑顔にしてあげる

今は君に声かけられない
心に届きそうにない (届けたい)
でもねいつも見ているよ
君の笑顔と光る涙

いつか僕のエール届くはず
君は夢を叶えるよ (掴めるよ)
あの日夢見た風景に
二人一緒にたどりつける
僕は信じている
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