流浪挽歌

自分流に 生きているのさ
誰に後ろ指 さされようとも
いろんな奴が ばらけて去(い)ったよ
俺もあいつ等から見れば 徒(ただ)のばらけ者

もうよそう もうよそう
夢の後を追うのは
俺の心の 俺の命の 流浪(さすらい)挽歌

地の果てまで 連れて行ってと
俺のこの胸を 叩いて泣いた
しあわせ薄い 小さな拳(こぶし)が
今もこの瞼をよぎる 俺のはぐれ雪

もうよそう もうよそう
夢の後を追うのは
俺の心の 俺の命の 流浪(さすらい)挽歌

やがて何時(いつ)か 草の褥(しとね)で
俺も泥のように 眠る日が来る
むなしい酒と 知りつつ今夜も
心忘れるまで呑んで 命泣かせてる

もうよそう もうよそう
夢の後を追うのは
俺の心の 俺の命の 流浪(さすらい)挽歌
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