Ordinary

決まりきってた関わり合い
思い違い常日頃
優しくなった秋風は頬を撫でる

深い深い底に滞る
罠みたいな足がかり
気にしてもいないことを並べてしまう

今は何でもいい
とにかく話そう
薄い記憶に溶けていって
楽になる 思うよりずっと

さよなら麗しいロンギング
連なる全て紅く染め
憂愁を切り抜けて僕は立ち尽くしていた...
舞い上がる風の中
奪い去ってしまう 全て包み込んで

把握してる気持ちの余白
ささやかなくらいがいい
潔く閉じることに慣れてしまおう

そこが僕の居場所
借り物の思考
やがては心に染み込んでくよ
二つとない終わりの始まり

さよなら麗しいロンギング
気づかずに今日までいたよ
カラカラ空回りの心 置き去りのまま
哀しさ色褪せるまで
煽り立てる その空の間

交わらない線二つ 横切るの目論んで
虚しく宙に浮かんだ戸惑いだけ残る

そっと揺らめいて 身を委ねるよ

さよなら麗しいロンギング
連なる全て紅く染め
憂愁を切り抜けて僕は立ち尽くしていた...
舞い上がる風の中
奪い去ってしまう その痛みさえ
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