耳をすませば

小さなころ見慣れた景色に
知らないものが少しずつ増えてきた
ふたり遠回りで帰った川沿い
裸足で飛び込む君がまぶしかったな

喧嘩して泣いた日も
未来に怯えた日も
懐かしい光を彩りだす硝子玉さ

言葉にできない想いが
胸いっぱいに溢れそう
こぼれた愛は ぜんぶ私になる
強がって生きてるうちに
失くしてしまいそうな気持ち
思い出すたび きらめき 輝くよ

あのころはどんな些細なことも
世界一の大事件みたいに感じたんだよ

自転車置き場でひとり 君を待ち続けた
はちきれそうな 心が今じゃ 羨ましい

君の口ずさむ歌が
胸いっぱいに響くよ
耳をすませばいつだって聴こえるんだ
決して色あせたりしない
少し照れくさい思い出
そっと目を閉じて 静かに 夢見てる

言葉にできない想いが
胸いっぱいに溢れそう
こぼれた愛は ぜんぶ私になる
強がって生きてるうちに
失くしてしまいそうな気持ち
思い出すたび きらめき 輝くよ

「抱きしめよう」
×