恋と嘘 ~ぎゅっと君の手を~

無言のまま時間だけ過ぎて 氷が融けて
味の消えたアイスティ飲んで 苦笑いした

ああ 何でこんなに僕は話が下手なのかな
さっき観た映画の話も広がらない
用意してきた笑えるはずの失敗話も
君をただ 困らせるだけで

ぎゅっと 君の手握りしめる
言葉じゃ伝え切れない想い
ちゃんといま 届いてほしくて
きょとんと してる君がこの手
握り返してくれたから
もっと 君を笑顔にできるような
僕になりたい

手を繋いだけど 次にどうすりゃいいか分からずに
手を離すわけにもいかなくて 汗が流れた

ああ 何でこんなに僕は不器用に生まれたのかな
もっと君の頼りにならなくちゃいけないのに
生まれ変わるよ もし君が全部投げ出したくなったとしても
助けられるように

ぎゅっと 君の手握りしめる
やっと君が出した勇気が
ちゃんと この手に伝わってくるから
もう この先何があっても
君はそのままでいいんだよ
ずっと いつまでも君のそばに
僕はいるから

50年後の僕ら しわくちゃになってても
手と手繋いで 想いを繋いで 歩いていけたら
きっとそれは“幸せ”だよね

ぎゅっと 君の手握りしめる
言葉じゃ伝え切れない想い
ちゃんといま 届いてほしくて
きょとんと してる君がこの手
握り返してくれたから
僕が その手 守っていけるように
強くなるから

強くなるから
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