ふたりは影法師

月の光が まぶしいと
作り笑顔が 悲しすぎるよ
きしむ屋台に 男がふたり 男がふたり
泣けよ 泣きたきゃ 思い切り
愛した女の しあわせを
祈ってやるのも 男の情けだよ

人の心は かざぐるま
風の吹きよで まわるものだよ
肩を抱きあう 裏町屋台 裏町屋台
飲んですむなら 飲めばいい
とことん今夜は つきあうぜ
未練な心を 断ち切る酒もある

流す涙が 枯れたなら
二度と愚痴るな 忘れたいなら
男同志の 酔いどれ屋台 酔いどれ屋台
胸の芯まで 燃え尽きた
想いを飲み込む コップ酒
夜更けが寂しい ふたりは影法師
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