朧~ OBORO

気づけば知らない丘の上に立ち尽くす
来た道も行方も夜に埋もれている
流れ星 探すほど子供じゃない 願いすべて
祈るだけで叶うはずもなくて
綺麗なペンキで壁に描いた明日は
鮮やかで甘くてキャンディーみたいだった
北風に膝を抱き想い出して懐かしくて
きみを想い今夜 少し笑う

「おぼろの」月になる 真夜中にきみが迷い込んでも
足許を照らすぐらいなら
僕にでもまだ出来ると信じてる

どこかで誰かがその引き金を引くたび
擦り切れる心で泣きながら生きてきた
たくさんの哀しみを積み重ねてたどり着いた
ここがもしも楽園じゃなくても

「おぼろの」月になる 暗闇が意地悪く寒いけど
いつまでも萎れない花が
この先にきっとあると信じてる

月になる 真夜中にきみが迷い込んでも
足許を照らすぐらいなら
僕にでもまだ出来ると信じてる
いつまでも萎れない花が
この先にきっとあると信じてる
×