極夜

真夏の夜 汗ばんだ 震える手握りあった 誰にも知られぬように
月が浮かぶ屋上で 唇を奪い合った 寂しさ埋め合うように
もう少し早く出逢えてたら 恋人にもなれたのに

失うくらいなら 君を壊したい 強く抱きしめて
朝の来ない夜に 僕と逃げてゆこう
涙で滲んだ「愛してる」

夕立 部屋で1人 心 叩く雨音 ため息で曇る窓
今頃君は彼の 傘の中で抱かれて その肩先濡らすの?
もう二度と2人会わなければ 苦しまずにいれるのに

離れるくらいなら 君と壊れたい 記憶を失くして
誰か傷つけても 僕はかまわない
言えるはずもない「さよなら」と

太陽が2人焼きつくしても 生まれかわり出逢うだろう

失うくらいなら 君を壊したい 強く抱きしめて
朝の来ない夜に 僕と逃げてゆこう
涙で滲んだ「愛してる」
言えるはずもない「さよなら」と
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