再会

「久しぶりだね 何年ぶりだろう」変わらない 君はまだ 眩しいよ
仕事のこと 子供のこと お互いの 日々のこと こぼし合う
笑う度に揺れて光る 左手のリング僕の知らない君がいるんだね

二人はあの日 夢追いながら 別々の道歩き出したね
もう何も やり直せはしないけど
もしもあの日に戻れるのなら 今すぐ君を抱きしめるのに
そう いつも 言いたかった言葉は 「君がいたから」

「こんな時間だね 駅まで送るよ」 うなずいて 君はただ黙り込む
「じゃあまたね」と握手をする 左手のリング
僕の知らない君になるんだね

改札抜けて君が手を振る 人波の中遠ざかってゆく
もう何も やり直せはしないけど
もしもあの日に戻れるのなら 今すぐ君を呼び止めるのに
そう いつも 言いたかった言葉は「君がいたから」

ため息一つ そっと ポケットにねじ込んで
君を乗せて走る 電車を見ていた

二人はあの日夢追いながら 別々の道歩き出したね
もう何も やり直せはしないけど
これからどんなことがあっても 君を誇りに生きてゆくから
そう いつも 心の中には ほら 君がいるから
君がいるから
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