光るひと

長い迷路に右往左往
しゃがんで見上げる空に星
なおさら話がしたくなる
遠くでずっと 光るひと

出口なしでも抗うよ
いつか微笑んでくれたとき
とてもいい匂いに包まれた
遠くでずっと 光るひと

忘れてしまったことは
一人きりでは思い出せない

深い夜空は風の中
真っ暗なほどまたたくから
余計に話しかけたくなる
遠くでずっと 光るひと

失くしてしまったものは
一人きりでは探したくない

長い迷路に右往左往
しゃがんで見上げる黒い雲
今すぐ飛んで行きたくなる
遠くでずっと 光るひと
胸に炎を 灯すひと
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