ふるさとは宗谷の果てに

ふるさとは 宗谷の果てに
遠くかすんで 今も尚
ちいちゃな頃の 思い出のせて
かすかに浮かぶ 樺太の島

生れ故郷のない 淋しさを
星よお前は 解っておくれ
二度と帰れぬ ふるさとは
今も変らず いるだろか

雪の山々 氷の川よ
鈴をならして 橇(そり)は走る
北は遠く 北緯五十度
もう帰れない ふるさとよ
もう帰れない ふるさとよ
もう帰れない ふるさとよ
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