風詩

秋の終りに 鳴く虫の音は
そばにお前が 居るのに淋し
だからこうして 相寄り添うて
巡り会えたを 噛み締めましょう

ヤンサノエー ヨイヤマカショ
ヤンサノエー ヨイヤマカショ

旅の終わりが 来たその時は
しかと心に 問わねばならん
惚れて愛して 愛して惚れて
深くこの世を 旅したかいな

ヤンサノエー ヨイヤマカショ
ヤンサノエー ヨイヤマカショ

銭の深さにゃ 縁ないけれど
惚れた深さを 威張りやしゃんせ
旅も半ばを とっくに過ぎて
こんな大事を やっとこ知った

ヤンサノエー ヨイヤマカショ
ヤンサノエー ヨイヤマカショ

今度この世に 生まれて来たら
どんな具合に お前と会える
夫婦 親子か 兄妹か
もっと今より 大事にします

ヤンサノエー ヨイヤマカショ
ヤンサノエー ヨイヤマカショ

冬が来るよに 一幕降りて
夢を見るよに 一代暮れる
あの世この世を 幾度も往くは
もっと愛して 惚れるがためよ

ヤンサノエー ヨイヤマカショ
ヤンサノエー ヨイヤマカショ

そうさお前と 歩いた旅の
秋の終わりに 相寄り添うて
巡り会えたを 噛み締めましょう
これが運命と ああ風の詩
これが運命と ああ風の詩

ヤンサノエー ヨイヤマカショ
ヤンサノエー ヨイヤマカショ
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