瞬き

水たまりが二人を映して 泣いている
白い太陽の 長いあくびに二つの影が
伸びていくまでの一瞬に
風が背中を 押してゆく
風が背中を 押してゆく

静かな灯りのなかであなたが
私にレンズを向ければ
私の瞳の中にあなたが
溶けていくまでの一瞬に
花火は遠く 鳴り止まぬ
花火は遠く 鳴り止まぬ

どこまでも道草を続ける間に
夜は 進むのだけれど
どちらが先に 別れの言葉を言うのか
惑う一瞬に
雨の木が鳴り 嵐が通る
雨の木が鳴り 嵐が通る
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