アンサー

魔法の言葉 覚えている 虹の始まったところ
あの時世界の全てに 一瞬で色が付いた

転ばないように気を付けて でもどこまでもいかなきゃ
陽射しさえ掴めそうな手が ひどく冷たかったから

本当の声はいつだって 正しい道を照らしている
なんだって疑っているから とても強く信じている

心臓が動いている事の 吸って吐いてが続く事の
心がずっと熱い事の 確かな理由を
雲の向こうの銀河のように どっかで失くした切符のように
生まれる前の歴史のように 君が持っているから

それだけ わかっている
僕だけ わかっている

鈍く残った痛みとか しまってしまった思いとか
滲んだって消えないもので 街は出来ている

魔法の言葉 覚えている 虹の辿り着いたところ
転ばないように気を付けて でもどこまでもいけるよ

無くしたくないものを 見つけたんだって気付いたら
こんなに嬉しくなって こんなに怖くなるなんて

想像つかない昨日を越えて その延長の明日を抱えて
小さな肩 震える今 それでも笑った
迷路の奥のダイヤのような 届かなかった風船のような
気付けなかった流星のような 涙を貰った

だからもう 忘れない
二度ともう 迷わない

心臓が動いている事の 吸って吐いてが続く事の
心がずっと熱い事の 確かな理由が
砂漠の粒のひとつだろうと 消えていく雨のひとつだろうと
貰った 名も知らない花のように 今目の前にあるから

それだけ わかっている
僕だけ わかっている

だからもう 離れない
二度ともう 迷わない
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