霧雨のタンゴ

せまい街だもの
どこかですれ違う
そんな気がしてた
黄昏 並木道

つらいことくらい
わかっているくせに
声をかけてきた
あなたの悪いとこ

ずるい ずるい ずるい
そんな目をするなんて

弱い女でも
こらえる恋がある
涙ひとつぶを
霧雨のせいにして

一度捨てたのに
拾ってどうするの
傷を塞ぐのは
いまさらどんな夢

ひどい ひどい ひどい
そんな目をするなんて

馬鹿な別れ方
あのときしたけれど
好きになったのは
ほんとうに嘘じゃない

ずるい ずるい ずるい
そんな目をするなんて

ダメな男には
冷たくすればいい
涙ひとつぶを
霧雨のせいにして

弱い女でも
こらえる恋がある
涙ひとつぶを
霧雨のせいにして
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