愛が居た場所

小さな渦を描いて 枯れ葉が飛び去る鋪道
あなたの肩にのばした この手は届かなかった

どうして想い出たちは 夜更けに騒ぐのでしょう
コツコツ胸をたたいて 眠りを邪魔するだけ

陽だまりの中で ささやきを聴いている
花びらの街で まぼろしに寄りそう

愛が居た場所 鍵をかけても
まぶしい季節が あふれ出すばかり
心寒くて 歩きだせない
あなたのほかに 何も愛せなくて

ふたりで涙ながして 何度も微笑みあって
言葉で云ない気持ちも わかり合えていたのに

夕焼けの海を 泣きながら さまよった
星の降る窓辺 待ちわびて焦がれた

愛が居た場所 振りかえるたび
まぶしい記憶が こぼれ落ちるばかり
あなたを消して 光りの中へ
歩きだす日が いつか来るでしょうか

愛が居た場所 振りかえるたび
まぶしい記憶が こぼれ落ちるばかり
あなたを消して 光りの中へ
歩きだす日が いつか来るでしょうか
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