心の扉

森を抜ける 風の香り 遠い過去が 僕に話しかけてくる
泣き虫だった君の涙の色と 長く伸びた 二人の影

幼い心に 結んだ指切りは いつか迎えに来るからと
そんな約束さえ 忘れたまま二人は
大人になってしまったね

心の扉を叩く 思い出だけが 何故か眩しくて
心の扉を扉を 開ける事も
出来ず僕は一人 立ち止まる

大切そうに紡いだ夢 指の隙間 溢れ落ちて壊した
今を生きる 哀しさや虚しさが 僕を余計 臆病にする

浮かれた騒きに 紛れて真実は 何ひとつも見えはしない
でも君を愛する 想いだけは決して 決して偽りじゃない

心の扉が軋む音が 僕の胸を締めつける
心の扉を扉を 開く鍵を
いつも僕は一人 探してる

心の扉を叩く 思い出だけが とても眩しいよ
心の扉を扉を 開け放ち
君を迎えに行く いつの日か
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