蒼のデジャビュ

零れた吐息がそっと 首すじをかすめて
寂しかった胸を つつんでく

見おろすブルーの街は 硝子の迷路みたい
ひとりだと 不意に怖くなる

会いたい会えない時間まで 埋めて欲しくて
駆けだす心を 知らないでしょう

満ちてくる たそがれのデジャビュ
今だけは生きてるって 感じさせて
甘い夢 このままなぞって

かすかな胸のざわめき あの日と変わらない
ときめきも 苦しさに似てる

訊(き)きたい訊(き)かない約束を 信じてるから
いちばん悲しい瞳(め)で 抱きしめて

打ち寄せる 愛しさのデジャビュ
愛だけを切りとって 連れ去って
遠くても 思い出すように

打ち寄せる 愛しさのデジャビュ
今だけは生きてるって 感じさせて
甘い夢 このままなぞって

甘い夢 何度もなぞって
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