期待の星

朝 目が覚めると 知らない誰かの夢の続き
しょうがないからって投げやりに 何かを捨てないで

心の地図は不思議なほど 僕らの近くにあって
迷った時は 行くべきその道を 照らしてくれるはず

追い風より早く 走れるのなら
時代が瞬きを忘れるくらい 驚かせてやれ
どんなカメラさえも 捉えきれない
謎めいてどよめいて 風だけが吹き荒れる

手品みたいな 見えない合図で幕が上がる
期待の星はいつも眩しく 僕らの夢乗せて

それは世界のどこででも 口ずさめる合図
そうさきっと 明日も誰かへと 繋いでいけるはず

ざわめきより大きな 声が響けば
車輪は回り出す 疑り深いこの街を乗せ
夢の続きを今 笑う彼らも
しゃがんで背伸びして 本当は探している
まだ見ぬ世界に 風だけが吹き荒れる
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