「抱返」の道

いつもこの道 歩いたものね
貴方と二人 手をつないで
石を蹴っては 子供のように
夢を話す 貴方だった
夕映に照らされて 二人とも幸せだった
あの頃の二人には 恐いもの何もなかった
たとえそれが二人を分ける 死でも

季節がわりの 道ばたの花も
色を変えて 見せているけど
ありがとう でもね今日は一人なの
いつものあの人 もう来ないの
最後まで言ってたわ もう一度二人で手をつなぎ
石を蹴り 風に吹かれ この道を歩いてみたいと
二人で歩いた「抱返(だきがえり)」の道を もう一度

最後まで言ってたわ もう一度二人で手をつなぎ
石を蹴り 風に吹かれ この道を歩いてみたいと
二人で歩いた「抱返(だきがえり)」の道を もう一度
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