おまえは何処に

悲しいまでに 夕日が赤い
窓辺でひとり おまえを思うよ
おまえとふたりで 育てたカナリア
それさえあれから 歌も歌わぬ
風さえ今日も 訪れぬ部屋
おれには夜は とても長すぎる

空耳だろか 戸口に音が
いたずら風に ときめく心
あかりもつけずに 暗闇の中で
あいてるソファーに 夜を求める
星さえ今日も はいらぬ部屋
おれには夜は とても辛すぎる
とても辛すぎる
とても辛すぎる
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